C&H

News

NEWS

革新的な特許技術でCBD化粧品の新たな地平を拓く – 界面活性剤フリーの「CNF乳化」を実現

革新的な特許技術でCBD化粧品の新たな地平を拓く – 界面活性剤フリーの「CNF乳化」を実現

C&H株式会社はこの度、カンナビジオール(CBD)を含有する化粧品に応用可能な乳化技術に関する特許「特許第7560174号」を取得したことをお知らせいたします。

**本特許は、従来CBDオイルの乳化に必須とされていた界面活性剤を使用せず、安全性の高い植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)**を活用することで、画期的なCBD乳液の製造を可能にするものです。

技術的背景と詳細

CBDオイルを化粧品に配合する際には、水と油を均一に混ぜ合わせる「乳化」の技術が不可欠です。これまで、この乳化には界面活性剤を用いるのが一般的でした。界面活性剤は広く研究され、安全性も高まっていますが、敏感肌の方にとっては肌トラブルの原因となる可能性も指摘されていました。

本特許技術の核となるのは、日本が世界に誇る最先端素材の一つであるCNFの活用です。CNFは、木材由来のパルプなど、さまざまな植物を原料として製造される極めて微細な繊維(数nm〜100nm程度)であり、その特性の一つとして油を乳化する能力があります。

当社の技術では、このCNFが水と油の混合時に「ピッカリングエマルジョン」と呼ばれる乳化状態を形成します。これにより、界面活性剤を使用せずとも安定した乳化を実現し、植物由来の繊維のみでCBD乳液を製造することを可能にしました。

図1. 乳化前(上部がCBDを含む油層、下部がCNFを含む水層)

図2.攪拌による乳化後

CNFによる乳化の優位性

CNFを用いた乳化技術は、以下の点で従来の乳化方法に優位性をもたらします。

界面活性剤フリー: 肌への負担が懸念される界面活性剤を使用しないため、敏感肌の方でも安心して使用できる化粧品の開発に貢献します。

幅広いpH条件での安定性: 既存の界面活性剤フリー乳化技術(例:キトサンーコラーゲンペプチドによる乳化)が特定のpH条件に限定されるのに対し、CNFによる乳化は酸性からアルカリ性まで幅広いpH条件で安定した乳化が可能です。

環境負荷の低減: 使用するCNFは、木材由来に加え、環境負荷の少ないヘンプ由来など多様な植物を原料に製造できるため、持続可能な製品開発に貢献します。

本技術の応用例

この革新的なCNF乳化技術を用いて試作したCBD乳液は、パッチテストで陰性、さらにノンコメドジェニックテストにも合格しました。これは、肌への負担が極めて少なく、ニキビを誘発しにくい製品であることを示しています。

本特許技術は、今後、肌トラブルに悩む方々にも安心してご使用いただける、高付加価値なスキンケア商品への応用が期待されます。当社は、この技術を基盤として、お客様の美と健康に貢献する製品開発を一層推進してまいります。